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2014-10

全国造園技能競技大会 京都

>平成26年10月18.19日、京都府立植物園に於きまして第3回全国造園技能競技大会が開催されました。
京都代表チーム「京」が特別賞、「雅流」が銀賞と来園者の人気投票による知事賞を獲得しました。結果よりもまず気持ちを込めて作業する選手の姿勢に刺激を受けました。大会関係者各位、そして選手のみなさん大変お疲れ様でした!

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京「嵯峨野」 京都
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雅流「大地との調和」 京都
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金賞 KURO髭「湧くワクする庭」 青年部
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銅賞 長州志士「在り来たり」 山口

研修委員会 ~梅小路研修~

  9月7日~9月24日までの期間、昨年度より継続して行っている事業で梅小路公園に京都産さざれ石を用いた石組や伏見砂利を用いた三和土等、伝統技能を駆使しベンチを製作しました。

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まずは法面だった箇所を掘削し、位置出しをして背板を設置しました。

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次に三和土をするテラス部の外枠を設置し、ベンチ部の石組を施工する為の躯体製作を行っています。

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そしてメインの一つである石組に入り、昨年の講習を思い出しながら、いろいろ議論しながらもみんなで頑張って組んでいきました。

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三和土の話は部長がしてくれてるので割愛し、みんなで石組の仕上をし完成に近づいてきました。 背板の切断面をビシャンで丁寧に叩き、石組に目地を入れています。

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またベンチ作成のもう一つの目玉で、沓石を設置し、その周囲を石張を行いました。

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そして完成。 

さざれ石の石組や深草砂利をつかった三和土など、最近ではあまり施工する機会の減った技法なので、このような機会をフルに活用して普段の仕事にも活かしていきたいと思います。

三和土講習会

9月14日、去年度からの継続事業、「京の緑の推進プラン」の一環として、三和土講習会を梅小路公園内に於いて藤井親方を講師に開催しました。
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深草砂利、石灰、ニガリ、セメント少々、親方流の配合を教えていただき
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下地作り
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セットウ、地ゴテを駆使して隅々まで丹念に叩いていきます。
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コテで端々を押さえ
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親方が段取りしてくださった、トンボ、源氏香を
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埋め込んでいきます。

三和土が乾くまでの間
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露地の必需品、チリ穴の作り方までご指導いただきました。
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三和土の仕上げは水洗い
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たっぷりの水でごしごしと表面に小石の粒が浮き上がるまで擦ります。
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時間をかけて仕上げたピッカピカの三和土

藤井親方は仕上げの大切さをなんども口にされていました。
最近ではめったに施工する機会のない三和土、いざという時できるかできないかでは大きな差があると思います。
また、使う機会を自ら作り出すことも大切ですね。
伝統的な技法の基本をしっかりと学ぶことができ、充実の一日でした。

藤井親方ありがとうございました。!

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