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造園連青年部 第43回総会・全国大会

去る令和5年6月23日(金)、24日(土)に愛媛県にて総会・全国大会が開催されました。

京都からは部長をはじめ、4名で参加いたしました。

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瀬戸大橋を越え、四国は松山へ!

コロナ禍が明けて4年ぶりに完全な形での開催となり、200名近くが参加する盛大な会となりました。
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代表挨拶、来賓祝辞、各種議案審議等、滞りなく総会は進行し、無事に閉会。

当総会をもって沖縄県支部の金城氏が全国部長を退任され、宮城県支部の斎藤氏が新部長に選出されました。

金城直前部長、コロナ禍による舵取りの難しい2年間、大変お疲れ様でした。

閉会後は株式会社タカショー代表取締役社長の高岡信夫氏による講演会が行われ、「未来に向かう造園・庭の暮らし エクステリアの在り方を学ぶ 」をテーマに、将来の造園業界の在り方について勉強させていただきました。

夜は皆さまお待ちかねの懇親会の時間。様々な方と愛媛の地酒を酌み交わして談笑し、地元の名物料理を満喫しました。ステージ上で行われた各種レクリエーションも大変盛り上がっていました!

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二日目は久万高原町で行われている「黄金の森プロジェクト」の見学に伺いました。

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黄金の森プロジェクトとは、久万造林株式会社を中心に行われているプロジェクトで、既存の形の林業から脱却し、新しい時代のニーズ、樹木の特性にあわせた森づくりを行うものです。

かつてのようなスギやヒノキだけの単調な森林ではなく、多様な樹種を植え、キャンプや教育の場など多目的に利用できる空間づくりをされていました。

そこで、空間デザインには造園専門家の力が必要、ということで造園家の小野豊氏とタッグを組み、このプロジェクトを進められているそうです。

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今回は小野さんにも現地を案内してもらい、直接いろんなお話を伺うことができました。森を育てる、という壮大な企画なので、今後の100年、200年を見越して行われているそうです。

林業と造園のコラボレーションともいえる一大事業で、大変興味深く勉強になりました。

午後にはお隣の砥部町に移動し、有限会社伊予鉱業所の採石場にお邪魔しました。

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こちらの採石場では陶石が産出され、地元の名産品である砥部焼の原料供給地となっているようです。

元々この地域では古来「伊予砥」とよばれる良質な砥石を産出しており、その砥石くずを活用したのが砥部焼の始まりとされているのですが、時代が大きく変化した現代となっては陶石としての採石が主流となり、伊予砥は生産が途絶えていました。

そうした状況を背景に、こちらの伊予鉱業所では砥部焼のルーツである伊予砥をなくしてはいけないとの思いから、砥石の生産を復活されたそうです。

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こちらの砥石は総会時にお土産としていただいたもので、今後大切に使っていきたいと思います。

普段何気なく使っている仕事道具にも、様々なドラマが秘められているのかもしれないと感じさせられる見学会でした。

こうして二日間の予定は無事すべて終了し、帰路につきました。

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全国大会では全国の様々な青年部員と交流することで友人も増え、京都にいるだけではあまり知れない情報も得ることができて、刺激をもらえるのがとても有意義だと思います。

会場、見学会等の段取りだけでなく、様々な演出でおもてなしをしてくださった愛媛県支部の皆さん、関係者の皆様、二日間本当にありがとうございました!

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